永田町駅直結の「都道府県会館」、10年ほど前に「最上階の喫茶店は、眺めが最高でカレーが美味しいよ」と聞き訪れたのが最初。
公益社団法人都道府県センター運営のビルで、各都道府県が中央省庁からの情報を入手したり、中央省庁へ陳情等を行ったりするために、このビルの中に事務所を構えているそうです。
このたび、岡山県東京事務所で千代田区の中学生職場体験を受け入れていただきたく所長、次長へお願いに伺ったところ、中学生は初と当初は躊躇されたもののお役に立てるならと快諾してくださいました。
私は、中学校の地域コーデイネーターとして職場体験の受け入れ事業所の開拓や窓口などを担っています。子供達の興味ある職業は変化していますし、普段触れることのない職業やアルバイトでは体験できないことも組み込めたらと毎年教員の方達と画策しています。
東京生まれ育ちの子供達にとっては、岡山ってどこだっけ?何があるんだっけ?というのが正直なところ。マップやスライドを見ながら岡山県の観光や特産品を学び、さらに地方公務員の仕事とはどのようなものかについて、約1時間の講義をしていただきました。
その後は、アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」へ。岡山県のアンテナショップは新橋にあり、鳥取県と共同です。2つの県で共同運営は珍しいとのこと。「最も売れている商品はどれ?」「1日どのくらいの来館者数?」などクイズ形式で館内の説明をしていただき、岡山県出身の私も初めて知ることが非常に多く勉強になりました。お忙しい時期にもかかわらず、温かく受け入れてくださったことに、心より感謝しています。
そしてこのご縁から、先日開催された「岡山県&韓国・慶尚南道 友好交流イベント」にも飛び入りで参加する機会をいただきました。岡山県と韓国の慶尚南道は平成21年に友好交流協定を締結して以来、人、文化、経済など、様々な分野での交流を継続しているそうです。慶尚南道は、BTSのV、aespaのウィンター、俳優のイ・ジュンギなど多くのスターを排出、海も山もある人気観光地。韓国好きの方にはなじみのある地域かもしれません。
今回のイベントでは、ワークショップがなんと無料!
布の規格外品をアップサイクルした新しい素材「NUNOUS(ニューノス)」を使用したコインケース作り、慶尚南道は、韓国の伝統工芸「螺鈿(らでん)」のキーホルダー作り、韓国おでんや韓国のおやつも楽しみながら、盛りだくさんの内容にすっかり満喫しました。
東京にいながら、あらためて故郷・岡山を身近に感じることができた、嬉しい出来事でした。
