公益財団法人東京しごと財団主催のイベント『聞かせて!就活本音トーク』にてMCとファシリテーターを担当させていただきました。

11月、12月と2回に渡り開催されたこのイベントは、若者正社員チャレンジ事業(通称:若チャレ、29歳以下の求職者が対象)がベースになっています。若チャレは、経験や経歴は関係なく最短1ヶ月で正社員として働くことが可能なプログラムであり、就職するまでしっかりとサポートしてくれます。

イベントでは、企業の採用担当者様と、東京しごとセンターで提供されている就職支援プログラムを活用して正社員として働いている方々が、就活を乗り切ったポイントや面接の裏側、現在の就業状況などを本音でトーク。

参加者の皆様からも積極的に手があがり、「このプログラムを活用して成長したと感じることはありますか」「実習で不安はありましたか」「採用担当者の方に聞きたいのですが、未経験の私でも本当に大丈夫ですか?」など、具体的な質問が飛び交いました。

ファシリテーターをさせていただき最も印象的だったのは、いずれの企業さまも社員の方々が明るく雰囲気が良いことです。良い意味で上司(40-50代)と部下(20代)の世代間ギャップを感じませんでした。

20代の社員の方はみなさん「人が良い」「会社の雰囲気が良い」「相談しやすい環境」「意見や話を聞いてくれる」「挑戦できる環境」「やりがいがある」ことが入社の決め手であり、長く働いている理由であると仰っていました。

また、採用担当者さまは『未来の話を語れるかどうか』『情熱があるか』、過去の実績や経歴ではなく、これから先の未来を語れる人と一緒に仕事をしたいとお話しされ、胸が熱くなりました。

一歩を踏み出したいと思う時、スキルや経験もないことを言い訳になかなか動けないことはありませんか?もう少し成長してから挑戦してみよう、今の私にはまだ早いと自分に言い聞かせてやらない選択肢を選んでしまう。(私もたまにそのようなことがあります)
ところが、『過去ではなく未来に向かって進んでいく気持ちさえあれば歓迎します!』と迎え入れてくれる会社がいくつもあるのです。

総務省の経済センサス(R6年)では、企業数(個人経営含む)は2,326,618社とも発表されていますが、今の仕事が合わないなと感じている方でも働くことを諦めず、就活プログラムなどを活用することで、「あっ、この会社かも」と思える出会いがあるのではないかと感じました。

貴重なお話をありがとうございました。