お茶の水女子大学附属幼稚園 PTA主催講演会に登壇の機会をいただきました。企画・運営に至るまで、ブランディングの力を随所に感じる、たいへん印象深いものでした。

会場となったのは、1932年竣工のお茶の水女子大学「徽音堂」有形文化財にも登録されているこの講堂は、なめらかな曲線美と、深みのある赤紫色が静かな品格を湛え、そこに身を置くだけで心が整うような空間でした。

さらに心を打たれたのは、講演テーマである「色」を軸に、ポスターや装飾、フラワーアレンジメントに至るまで、すべてが意図をもって丁寧に選ばれていたことです。特に、ボードは園児の皆さんで園庭の落ち葉などを使い制作してくださったとのことで感激しました。
長い歴史の中で大切に受け継がれてきたこの園は、教育目的である『自分のことを大切にする・周りの人を大切にする・環境を大切にする』を実践され、『生活の中心は遊び』と掲げられているように、子どもたちが思いを持って遊びに向き合う、という考え方は、今回ご依頼いただきました講演会のテーマと深い親和性を感じました。

PTAつぼみ会の皆様から講演のご依頼をいただいてからは、保護者の事前アンケートを元に何度かお打ち合わせを重ねました。約160名の参加者の皆さまが、どのような時間を求めていらっしゃるのかを丁寧に思い描きながら、内容を構成しました。
大切にしたのは、次の3点です。
・ニーズに寄り添い、本当に必要な情報を厳選すること
・参加者同士の自然なコミュニケーションが生まれる場づくり
・明日からの行動につながる、前向きなモチベーションの醸成

講演後には
「これまで色を意識したことがなかったが、印象がここまで変わることに驚いた」
「話が楽しく、あっという間の時間だった」
「分かりやすく、すぐに実践できる内容で学びが深まった」
「最初は緊張していたが、自然と会話が生まれ、リラックスして参加できた」

といった、心のこもったご感想を数多くお寄せいただきました。むしろ私自身が、皆さまから大きな力と学びをいただいたひとときでした。PTA会長をはじめとし、企画委員の皆さまがプロフェッショナルな方々で大変質の高い環境を整えてくださったことに感謝の思いでいっぱいです。
講演後には、保護者の皆さまから素敵なメッセージ集を届けていただきました。

この講演が、日常や仕事の中で「色」を意識する小さなきっかけとなり、皆さまの人生が、より豊かに彩られていくことを心より願っております。この度は、貴重なご縁をおつなぎいただき、誠にありがとうございました。