17年前、カラーコーディネーター養成講座に1年間通いました。1年間全然楽しくなくて、ただ単位を取るために時間を費やしていたような気がします。とりあえず色彩検定を受験したりなんだかもやもや。

そんな時、通っていたフラワーアレンジメントの先生が「もっと実用的で楽しく色を学べる講座があるわよ」と、花から始める自然色彩学-ナチュラルカラーリスト養成講座を紹介してくださいました。お花屋さんにはいつも色とりどりのお花がたくさんあり、カラーカードだけではない自然界の色に触れながらのレッスンはとても楽しいものでした。
例えば、ある紫色のお花も、分解して細かく色どりをしていくと、赤、黒、黄など複数の色で構成されていることがわかります。

複数の色で構成されているにも関わらずそのお花が美しく見えるのは、色のトーンが揃っていたり色の分量バランスが整っているから。レッスンは発見の連続でした。

人気のない早朝ウォーキングをするようになって、改めてナチュラルカラーを通した色の触れ方を思い出しました。道路脇や遊歩道、公園やビオトープをくぐり抜ける花と緑のおひとり様ツアーを開催しつつ、ゆるっと肩の力を抜いたカラーコミュニケーションを提案していきたいなぁと思うのでした。