正則高等学校のサマーセミナーに、ファシリテーターとして登壇しました。
今回の対象は、保護者・教職員の皆さま。
テーマは、「『いいところ』はどうやって見つける?」

スペシャルゲストは、テレビディレクターの矢部宏光さん。TV東京で『Youは何しに?』などのプロデューサーを担当し、現在はフリーのディレクターとして多くの番組を担当しています。元同期でもあり、今回は多忙の中登壇していただきました。テレビの制作現場では、人のどこに注目し、どんな瞬間を切り取り、どう編集すると「この人、面白い!」と感じてもらえるのか。普段はなかなか見ることのできない、テレビ制作の裏側を、実際の制作現場のエピソードや実例を交えながら、たっぷりお話しいただきました。

「テレビって、こうやって人の“面白いところ”を見つけているんだ!」そんな発見からスタートした今回のセミナー。そして、話を聞くだけでは終わりません。実際のインタビュー映像を使って、その場で編集していく過程を体験していただきました。

どの言葉を残すのか。
どこを切り取るのか。
どんな順番でつなぐのか。
編集を変えるだけで、同じ人でも見え方や印象が大きく変わります。

編集の時間には、私からも一つのワークショップを。

「色で見つける、あなたのいいところ」
色を入り口に、自分自身の印象や、「らしさ」について考えていただきました。「自分では気づいていないけれど、人から見るとこんな魅力があるかもしれない。」そんな“自分のいいところ”を、色を通して少し違った角度から見つめていきます。

そして、いよいよクライマックス。
編集されたインタビュー動画を、参加者の皆さんと一緒に上映しました。
すると……

会場、大爆笑!!!

同じインタビュー素材なのに、編集によってこんなに面白くなるのか!
「プロフェッショナル!驚きました」
「まるでマジック!素晴らしい」
「すごい!続きが気になります」
参加者の皆さんも、完成した映像を見ながら大盛り上がり。

テレビディレクターの「編集力」の凄さを、まさに体感する時間になりました。

テレビの制作も、ブランディングも、人とのコミュニケーションも、出発点はとてもよく似ています。
「その人の、どこを見るのか。」そして、「見つけた魅力を、どう伝えるのか。」たくさんの情報の中から、その人らしさや魅力を見つける。伝わる形に編集する。

これは、子どもとの関わりにも、自分自身のキャリアを考えるときにも、そして日々のコミュニケーションにもつながることだと感じます。

実際に、参加者の皆さまからも、
「テレビ制作の視点から、いいところを見つけるというテーマが面白かった」
「人とのやりとりで人間味を引き出すコツを知れて、日常で使いたい」
「第一印象の大切さを深く感じた」
「子供と共有して、進路につなげたい」
「子供との会話のきっかけにしたい」
といった声をいただきました。

今回、私はファシリテーターとして、矢部さんの「テレビの編集」という視点と、私自身が専門としている「色・ブランディング・コミュニケーション」をつなぐ役割を担当しました。

異なる専門性を掛け合わせることで、一人ではつくれない学びの場が生まれる。それを、私自身も実感した時間でした。

正則高等学校の皆さま、そしてご参加くださった保護者・教職員の皆さま、ありがとうございました。

「いいところ」は、新しくプラスするものではなく
“見る視点”を変えることで、見つかるのかもしれません。