会話の練習で、時々スーパーのレジスタッフさんに声をかけることを心がけています。
最近大学生らしき若葉マークをつけたスタッフさんが増えました。

立て続けに3名の方に話しかけてみたのですが、リアクションに共通点がありました。

Aさん
「その缶バッチ可愛いですね」*スマイルマークのデザイン
→「あー、すいません。このバッチつけときながら笑顔が全然できてなくて。
支給されたんでつけてるのですができてなくて、すいません….」

Bさん
「研修中とは思えないテキパキぶりですね!素晴らしいです」
→「いえいえいえいえ、そんなことないです。僕毎日失敗だらけで全然ダメなんです。全くできなくて」

Cさん
「綺麗に(エコバッグに)入れてくださって嬉しいです、ありがとうございます」
→「いえ、そんな。まだ慣れなくて、すみません」

どの方も懺悔告白のような感じになってしまいました。(私恐いのかな、追い詰めちゃったのかな)
何事も新人の時は出来てないことに目が向いてしまいますよね。
あれも出来ない、これも出来ない、まだまだだと。

ちょうど1年前、クリニックの採血で並んでいると
「このへたくそー、変われぃ!」と怒鳴り散らした方がいました。
採血担当の女性は半泣きで、直様ベタランらしき男性が担当を変わりました。

でも、ベテラン男性も少々苦戦するほど、その方の採血は難しかったようです。
そうこうしていると私の順番になり、半泣き女性のブースに呼ばれました。

彼女の手が震えてるではないですか
「あ….これは痛いねきっと」と覚悟を決めて右腕を差し出しました。

プスッ。あれ、全然痛くない!
嬉しくて思わず「とても上手ですね!全然痛くないですよ。私あなたで良かった」と声をかけたところ彼女の目からは大粒の涙が….
「私、春から研修生で毎日採血してるんですが、全然うまく出来なくて。今日初めて褒められました、ありがとうございます。
でも痛点が分からなくて。だから、たまたまです笑」

可愛い。なんてチャーミングなんでしょう。
会話の最後では自分を落としてましたけど、
「今日初めて褒められました、ありがとうございます。」の一文があるだけで私の気持ちまで嬉しくなりました。