人の消費・選択行動は、性格や価値観、生活嗜好などと因果関係があります。しかも、かなり深く。
ペルソナ(ラテン語 persona)は、演劇用語で「仮面」という意味であり、ブランディング構築をする際にペルソナを立てます。自社のお客さまをイメージした仮想の人物像。
お客さまを理解するために、可視化します。
名前、年齢、職業、家族構成、住まいやキャラクター、趣味、好きなこと・嫌いなこと、などプロフィールを具体的に決めていきます。『ペルソナがあまりに自分とかけ離れているので考えるのが難しい』と感じる方は、日々の接客やお客さまのインタビューなどを通して理解を深めていきましょう。または、よく似たライフスタイルを送っている人へインタビューするのもOK.
私が所属しているブランドマネージャー認定協会のトレーナー研修で『20代女性をターゲットにしたブランディングを50代のおじさんたちだけで構築しているので、ペルソナが立てにくいです』と言う質問があがっていました。
自分たちとかけ離れているから分からない、で終わらないこと、顧客理解を深めることが重要ですよね。
「我が社の製品は多くの人に購入してもらいたい」「幅広いターゲットに対応しているサービスを提供している」から、お客様のターゲットはしぼらないぞ!と強い意志を表明してくださる方もいらっしゃいます。
私自身、TV局勤務時代は、番組制作をしていました。「老若男女みんなに試聴してほしい、みんなが楽しめる番組をつくるぞ」と意気込むのは逆効果で、ふわっとした番組になってしまいます。ターゲットを絞り、その人に見てほしい、その人だったら何を面白いと感じてくれるか、ペルソナを軸に番組をつくると視聴率という結果に結びついた経験があります。
とは言え、一筋縄ではいかないことは多々あり、常にアンテナを張ってお客様を観察する行動を怠らないことも重要ですよね。
日々精進….ですね。